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コラム

公開日:2025.05.16 更新日:2025.05.16

FPHLとは何?FAGAとの違いや症状、原因、治療法を解説!

 

近年は薄毛に悩む女性が少なくありません。女性の薄毛を指す言葉にFPHLやFAGAがありますが、具体的な意味や違いまでは分からない人も多いかもしれません。

本記事では、FPHLとFAGAの違いを解説するとともに、女性の薄毛症状の種類や原因、治療方法などを紹介します。薄毛の原因が分かれば、予防の対策も立てられます。薄毛に悩んでいる人は、本記事を参考にしてください。

 

 

FPHLとは

FPHLとはFemale Pattern Hair Lossの略称で、女性型脱毛症を意味します。女性型脱毛症にはいくつかの種類がありますが、FPHLは女性の薄毛全般を示す総称です。

FPHLとFAGAとの違い

FPHLと同じように女性の薄毛を示す言葉として「FAGA」があります。FAGAはFemale Androgenetic Alopeciaの頭文字を取った略称で、女性男性型脱毛症と訳されます。

FPHLとFAGAの違いは以下の通りです。

 

  • FPHL:女性の薄毛全般を意味する総称
  • FAGA:男性ホルモンが優位になることによる女性の脱毛症

 

つまり、FAGAは女性の脱毛症の症状の一つであり、FPHLに含まれます。

男性型脱毛症はAGAと呼ばれ、主に遺伝や男性ホルモンが原因といわれています。女性の薄毛も元々は男性と同じように、男性ホルモンが原因で発症すると考えられていたため、AGAに女性を意味する英語Femaleの頭文字Fを付けてFAGAと呼ばれてきました。

しかし、近年薄毛の研究が進むにつれて女性の薄毛はFAGAだけではないことが判明したため、FPHL(女性型脱毛症)という新しい概念が生まれました。近年は、国際的にもFPHLが多く用いられています。

FPHLの症状の種類

FPHLには、主に以下の4つの症状があります。

 

  • FAGA
  • 円形脱毛症
  • 牽引性脱毛症
  • 分娩後脱毛症

 

脱毛症の種類によって、原因や治療法が異なります。薄毛を改善したい女性は、自分がどの種類に当てはまるか把握しておきましょう。FPHLの4つの症状の特徴や原因を解説します。

FAGA

FAGAとは、加齢やストレスなどが原因でホルモンバランスが崩れることにより、髪が薄くなる症状です。女性ホルモンのエストロゲンには、ヘアサイクルの成長期を伸ばす働きがあるといわれていますが、加齢によって減少します。 女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが優位になってホルモンバランスが崩れると、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンによって毛髪の成長が抑制され、育たないまま抜け落ちてしまいます。 頭部全体が薄くなっていくのが、FAGAの症状の特徴です。頭頂部や前頭部など局所的な脱毛が進行していくAGAとは対照的です。

円形脱毛症

円形脱毛症は、頭髪が円形に脱毛する症状です。脱毛部分は1カ所のこともあれば、複数発症するケースもあり、頭髪全体や全身に脱毛症状が及ぶこともあります。 円形脱毛症の原因は、ストレスなどによる自己免疫機能の異常といわれています。自己免疫機能とは、本来病原体を壊そうとする働きが自分の身体を攻撃してしまうことです。一部のリンパ球が毛包の組織を異物と誤認し、自己免疫反応が起きることによって髪の毛が抜けます。円形脱毛症は年齢や性別を問わず発症するため、子どもでも発症する場合があります。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症とは、髪を強く引っ張ることで毛根に負担がかかり、髪が抜ける症状です。ポニーテールやきつい三つ編みなど、髪の毛を強く引っ張る髪型を長期間続けると、毛髪や頭皮に負担がかかり、頭皮の血行が悪くなって髪の毛が抜けやすくなります。また、エクステの装着やヘアアイロンの使用も髪の毛を引っ張るため、注意が必要です。生え際や分け目が部分的に薄くなっている場合、牽引性脱毛症の可能性があります。 牽引性脱毛症かどうかは、次の方法で見分けられます。

 

  • 毛根に毛包(白い塊)が付いている
  • 毛根にヒゲ根が付着している

 

牽引性脱毛症は、髪の毛が強い力で引っ張られて抜けるため、毛根に白い毛包が付着する場合があります。自然に抜けた髪の毛に毛包は付いていません。また抜け毛の毛根に、ヒゲ根が付着しているのも特徴です。

牽引性脱毛症は、初期であれば脱毛の原因となっている髪型をやめれば元に戻ります。そのため、牽引性脱毛症の場合は早めに気付いて髪型を変え、髪の毛を引っ張る習慣を見直すのが大切です。

 

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症とは出産後に起こる脱毛症のことで、出産後2~3カ月以内に発症します。妊娠中は女性ホルモンが大量に分泌され、ヘアサイクルの成長期が延長されます。本来であれば退行期に移行するはずの毛も成長を続けるため、妊娠中は毛髪が抜けにくい状態です。 しかし、出産後は女性ホルモンの量が激減します。妊娠中に成長期が延長されていた毛髪が、一斉に休止期へ移行するため、抜け毛が一気に増えます。これが分娩後脱毛症です。元々抜けるはずだった髪の毛が妊娠中は抜けずに残っていたため、出産後にまとめて抜けることにより、薄毛が目立つようになります。 出産を経験した女性の多くは、抜け毛が急増する脱毛症状を経験しますが、時間の経過とともにヘアサイクルが正常に戻るため、薄毛も自然に解消します。出産後は赤ちゃんのお世話で生活が不規則になりがちですが、できるだけ睡眠時間を確保し、栄養をしっかり摂取して、規則正しい生活を送ることが大切です。

【症状別】FPHLの治療法

FPHLは症状によって治療方法が異なります。薄毛の症状の種類ごとに、治療方法を解説します。

FAGAの治療法

FAGAの一般的な治療法は、投薬治療です。内服薬はスピロノラクトンやパントガール、外用薬はミノキシジルが処方されるのが一般的です。ミノキシジルは、内服薬で処方されることもあります。 スピロノラクトンは、男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)の働きを抑制する薬です。ジヒドロテストステロンはFAGAを進行させるため、症状を抑えるために処方されます。 ただし、スピロノラクトンは降圧剤の作用がある利尿剤で、性ホルモンに影響を与えるため、副作用に注意が必要です。生理不順や頻尿などが起こる可能性があるため、症状が出たときは医師に相談しましょう。 一方、パントガールは、頭髪の成長に必要な栄養を補給する薬で、女性の薄毛治療に服用が認められた治療薬の一つです。ミノキシジルは、AGAの治療にも用いられる薬です。外用薬は、頭皮に直接塗布して使用できます。ミノキシジルは毛母細胞を活性化し、頭皮の血行を促進して毛髪の成長を促進するといわれています。

円形脱毛症の治療法

女性の円形脱毛症は、自己免疫疾患やストレス、遺伝などが関わっているといわれています。しかし、原因ははっきり分かっておらず、根治できる治療方法も確立していません。 日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2017年版によれば、ステロイド局所注射療法、局所免疫療法、ステロイド外用療法、かつらの4つが比較的推奨されています(※)。 円形脱毛症は髪の毛の毛包の周囲に炎症細胞が集まっているため、炎症を抑えられるステロイドが治療に用いられることが多いです。すぐに円形脱毛を隠したい場合は、部分ウィッグを利用するのも良いでしょう。

 

※参考:日本皮膚科学会円形脱毛症ガイドライン作成委員会.「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」.日皮会誌,127巻13号,2017,https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf ,(参照:2025-02-26)

 

 

牽引性脱毛症の治療法

牽引性脱毛症は、髪を強く引っ張るヘアスタイルなどが原因の脱毛症です。物理的な負荷によって髪の毛が抜ける一過性の症状なため、牽引性脱毛症の原因となっている物理的刺激をなくす必要があります。 まずは投薬による治療よりも、ヘアスタイルや分け目を変えましょう。頭皮への負担をなくすと毛量が自然に戻ることも珍しくありません。原因となっている物理的な刺激を改善した上で、より早く薄毛を解消したい場合は、ミノキシジルなどの外用薬を用いて発毛を促進する治療法も併せて実施しましょう。 牽引性脱毛症を予防するにはヘアスタイルや分け目を定期的に変え、髪の毛を結ぶときは、緩く結ぶなどの工夫がおすすめです。

分娩後脱毛症はほとんどが自然に治る

分娩後脱毛症は出産後に起こる一時的な症状です。出産後半年から1年ほどで元のヘアサイクルに戻るため、抜け毛や毛量は自然に戻ります。分娩後脱毛症は時間とともに自然に治るのがほとんどですが、改善を早めるためにできる対策はあります。

 

  • 睡眠の質を高める
  • 食事の栄養バランスに気を付ける
  • 頭皮環境を整える

 

分娩後脱毛症の改善を早めるには、規則正しい生活を送るのが大切です。産後は赤ちゃんのお世話でまとまった睡眠時間を確保するのが難しいですが、一緒にお昼寝したり、周囲に協力してもらったりして、できるだけ睡眠時間を確保しましょう。睡眠の質を高めることも大切です。また食事は五大栄養素をバランス良く摂取し、産後は特に必要となる鉄、カルシウム、亜鉛などの栄養素も積極的に摂取しましょう。 健康な髪を育むためには、頭皮環境を整えることも大切です。洗浄力が強過ぎるシャンプーは避けて、頭皮への刺激が少ないアミノ酸系のシャンプーを用いたり、頭皮マッサージをしたりして、頭皮環境を良い状態に保ちましょう。 分娩後脱毛症は、基本的には産後半年から1年ほどで自然に治ります。しかし、長引く場合は、別の理由で薄毛の症状が長引いている可能性もあります。改善されない場合は医師に相談しましょう。

FPHLとFAGAの違いを知って薄毛の原因を探ろう

FPHLとFAGAは混同しがちですが、FPHLは女性の脱毛症状の総称で、FAGAは男性ホルモンが原因となる女性の脱毛症状です。つまり、FPHLの症状の一つがFAGAです。 女性の脱毛症状には、FAGA以外にも円形脱毛症や牽引性脱毛症、分娩後脱毛症などがあります。それぞれ原因や治療法に違いがあるため、抜け毛や薄毛が気になる人は、ご自身がどの症状かを把握しましょう。 FAGAは放置すると進行するため、薄毛が気になり始めたら早めの対策が必要です。原因が分からない場合や、投薬治療が必要な場合は、早めにクリニックに相談しましょう。

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