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コラム

公開日:2025.10.15 更新日:2025.10.15

新型コロナウイルス感染症の後遺症としての抜け毛とは?主な原因や対処法を解説!

新型コロナウイルス感染症から回復した後に「抜け毛」が生じるケースが報告されています。いわゆる後遺症の一つであり、一定数の感染者において抜け毛の症状が認められています。では、このような抜け毛にはどのように対処したら良いのでしょうか。

本記事では、新型コロナウイルス感染症の後遺症としての抜け毛の特徴や原因、対処法について解説します。正しい知識を持ち、適切な対応を取りましょう。

新型コロナ後遺症としての抜け毛の症状の特徴

新型コロナウイルス感染後の抜け毛は、発症から約2か月前後など、しばらく時間が経過してから現れるケースが多いとされています。感染直後に抜け毛が始まるのではなく、ある程度の期間が経ってから症状が目立ち始める点が特徴です。その後も3~7か月にわたり症状が続くことがあり、回復には個人差があります。

またコロナの症状の重さに関係なく抜け毛が起こり得る点にも注意が必要です。発熱や倦怠感が比較的軽く済んだ方でも、後から抜け毛に悩まされることがあります。入院を伴うほど重症だった方に限らず、比較的軽い症状であっても抜け毛が起こる可能性があるのです。

さらに、性別に関しては女性の方が男性より抜け毛の症状が出る割合がやや高いとされています。明確な理由は分かっていませんが、ホルモンや生活習慣、免疫反応の違いなどが影響しているという見方が有力です。

このように、新型コロナ後の抜け毛は誰にでも起こり得る比較的よく見られる後遺症の一つであり、発症のタイミングや持続期間、頻度は株や性別などの要因によって異なる傾向があると考えられています。

新型コロナ感染後に抜け毛が起こる原因

なぜ新型コロナ感染が抜け毛につながるのか、現時点で完全には解明されていませんが、主な原因として考えられているのが「急性休止期脱毛症」と呼ばれるタイプの脱毛症です。

人の髪の毛は「成長期→退行期→休止期→再び成長期」というヘアサイクル(毛周期)を繰り返しており、通常は全ての毛が一斉に抜けることはなく周期がバラバラにずれることで日々少しずつ抜け替わっています。しかし、大きなストレスや体調不良が生じるとこのバランスが崩れ、成長期にあった髪が一斉に休止期へ移行してしまうことがあります。

新型コロナウイルス感染の場合、感染による身体的・精神的ストレスが引き金となり毛の成長期が急停止して休止期に入ってしまうため、後から一斉に抜け毛が増えると考えられています。高熱、出産、手術、急激なダイエットなど他の強いストレスでも同様の現象(休止期脱毛症)は起こり得るため、コロナに限った特殊な現象ではなく身体の自然な反応といえます。こうした仕組みによりコロナ後の抜け毛は主に「休止期脱毛症」型の薄毛として説明できます。

もう一つ考えられる原因は「円形脱毛症」です。円形脱毛症は自己免疫の異常によって毛包(髪の毛を作る器官)を自分の免疫細胞が誤って攻撃してしまうことで毛が抜ける病気です。疲労や感染症などが誘因となる場合もあり得るため、新型コロナ感染との関連も否定し切れません。

しかし、円形脱毛症そのものはコロナ以前から一定数起こる疾患であり、コロナとの直接の因果関係を証明する研究はまだありません。したがって、コロナ後の抜け毛の主流は前述の休止期脱毛症によるものと考えられていますが、ごく稀に自己免疫の乱れによる円形脱毛症が引き起こされる可能性もゼロではないという状況です。

コロナ後の抜け毛への対処法

コロナ後の抜け毛に気づいた場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。

基本的には、まず医療機関などを受診して脱毛のタイプを診断してもらいましょう。抜け毛の原因がコロナによる一時的なものなのか否かで、その後の対応が大きく異なるためです。

コロナによる抜け毛ではなく、男性型脱毛症(AGA)や円形脱毛症だと診断された場合は、医師の指示に従って治療を行います。

これらに該当せず、コロナの後遺症による抜け毛だと診断された場合、特別な治療薬や治療法はなく自然回復を待つのが基本です。抜け毛の原因となったストレス源(ウイルス感染)が既に無くなっていれば、乱れた毛周期は時間とともに正常化し多くは4〜5か月で改善するとされています。その間は焦らず経過を観察しましょう。

いずれの場合も、生活習慣の見直しによって髪の回復を後押しすることが大切です。コロナ後の抜け毛に限らず、髪と頭皮の健康は日々の生活と深く関係しています。生活習慣を整えることで乱れた毛周期を正常に戻す効果が期待できます。

生活習慣については、具体的には以下のようなポイントを心掛けましょう。

  • 十分な睡眠を取り、睡眠の質を確保する。成長ホルモン分泌のためにも質の良い睡眠は不可欠
  • バランスの良い食事を規則正しく取る。特に髪の主成分であるたんぱく質や、髪の成長に必要なビタミン・亜鉛・鉄分などを不足させないようにする
  • 週に3~4日程度は適度な有酸素運動を行う。血行促進やストレス解消につながり、毛根への栄養供給を助けてくれる
  • 自分に合った方法でストレスを発散する。入浴や軽い運動、趣味の時間などリラックスできる時間を作り、自律神経のバランスを整える
  • 過度なヘアケアや不適切な頭皮ケアは避ける。洗浄力の強過ぎるシャンプーや過度なブラッシング、きついポニーテールなどは頭皮に負担をかけるため控える


このように、治療薬の有無に関わらず生活面の改善によって髪の回復力を高めることが可能です。抜け毛期間中は不安になるかもしれませんが、規則正しい生活と適切な頭皮ケアを意識して過ごすことで、より早い改善が期待できます。

ワクチン接種と抜け毛の関係

新型コロナウイルスそのものだけでなく「ワクチンを打った後に抜け毛が増えた」と感じる方もいるようです。いわゆる「ワクチン抜け毛」という現象ですが、現時点でワクチン接種と抜け毛との因果関係は科学的に解明されていません。偶発的に同時期に起きたか、接種後の一時的な体調変化やストレスが影響した可能性も考えられます。仮にワクチン後に抜け毛が生じても、多くは一過性で深刻なものではないとされています。ただし不安な場合は、コロナ後遺症の場合と同様に皮膚科医に相談するとよいでしょう。

まとめ

新型コロナ感染後の抜け毛は決して珍しくなく、特に感染者のおよそ20%前後に見られる比較的頻度の高い症状です。主な原因はウイルス感染による身体的・精神的ストレスで毛周期が乱れることで起こる「休止期脱毛症」と考えられています。

このタイプの脱毛症は時間の経過とともに自然に回復するケースが多く、特効薬は存在しません。そのため、抜け毛に気づいた際は焦らず、まずは医療機関に相談して他の脱毛症(男性型脱毛症や円形脱毛症など)の可能性を評価してもらいましょう。

仮にコロナ後遺症による一時的な抜け毛であれば、生活習慣の改善などできる対策をしながら自然治癒を見守ることが基本となります。幸い多くの場合は数ヶ月程度で元の毛量に戻りますが、その間に無理な自己流ケアで頭皮に負担をかけないよう注意してください。

もちろん、他の脱毛症が併発している場合は適切な治療が必要になるため、少しでも不安があれば早めに医療機関で相談することが大切です。専門家の診断を仰ぐことで原因に合ったケアが受けられ、安心感にもつながるでしょう。髪の悩みは一人で抱え込まず、必要に応じて専門家の力を借りながら改善を目指していきましょう。

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