公開日:2019.06.07 更新日:2024.03.26
薄毛対策にかける費用はどのくらいが適切か?
「薄毛が気になってきた」「家族に薄毛がいるから自分は薄毛になるに違いない」というような不安から薄毛対策を意識している人は意外に多いものです。長い付き合いになるかもしれない薄毛対策なので、どのくらい費用をかければよいのか気になることがあるかもしれません。
この記事では、薄毛対策をしている男性100人の意見として薄毛対策にかかる費用や内訳をはじめ、治療方法別 薄毛対策にかかる費用相場、薄毛対策を安く抑える方法について紹介します。
薄毛対策にかかる費用はいくら?
薄毛対策をしている男性100人に対し、薄毛対策にひと月にどれくらいの費用をかけているかを聞いたアンケートによると、半数以上が 3000円未満と回答しています。この層の場合、生活習慣や食事などで改善を図ろうとしている人たちも多い傾向です。
深刻な薄毛に悩んでいるというよりは、「何となく将来が心配なっている」「親せきや家族に薄毛の人がいるため自分も早いうちから気を付けておきたい」「対策しておきたい」と考えている様子がみられます。
そのため、3000円の使い道を詳しくみると、育毛剤や治療薬よりも洗浄力の高いシャンプーの費用にあてていることが多い傾向です。次に多い5000円までのグループをはじめ、1万円くらいまでの層では、シャンプーのほか育毛剤、サプリメントなどにお金を使っています。医療機関を受診して治療薬を処方してもらっている人もいます。
しかし、「あまり高額な療法・薬品を使って効果が感じられないともったいなく感じる」「家計のこともあるのでこの程度で抑えている」など、生活とのバランスを重視しているようです。
月に1万円以上投資するとなると悩みはより切実になります。発毛剤やサプリメントなど試行錯誤を行っていますが、AGA治療は保険適用外で薬も高額です。クリニックに通っている場合では月の出費が3万~4万円かかることも珍しくありません。
治療方法別 薄毛対策にかかる費用相場は?
薄毛対策にはさまざまな治療の種類があります。それぞれにかかる費用は、どこから入手するかによっても費用が異なります。 ・内服薬 いくつか種類がありますが、薄毛の進行を遅らせるフィナステリドが配合されたプロペシアはAGA治療薬として認可済みです。
病院で処方されたものであれば初回が6000円前後、2回目以降が7000~8000円となるのが一般的で、ジェネリックであればさらに1000円ほど費用が抑えられます。
・外用薬
ミノキシジルが配合されたが一般的。クリニック独自の成分が配合されることが多く月に1万5000~2万円かかります。
一方市販の外用薬は7000~8000円のことが多い傾向です。
・育毛メソセラピー
頭皮にレーザーや超音波をあて、発毛・育毛に有効な成分を浸透させる治療法です。針を使うかどうかにより2万円程度から7万~8万円と大きく差があります。
・HARG療法
毛髪再生医療(Hair Re-generative therapy)のこと。幹細胞から抽出した毛髪の成長を促す成分を頭皮に注入する方法で、医療機関のみで実施可能。頭部全体に施術すると1回につき15万円程度かかります。
・植毛
根本的な薄毛対策ではありませんが、薄毛による心的コンプレックスを解消するのに役立つ。人工毛植毛1000本で25万~30万円、自毛植毛では100万円程度が目安です。
薄毛対策を安く抑える方法は?
薄毛対策は長期的な付き合いになることが想定されます。できるだけ薄毛対策費用を抑えるのであれば、長期的な目線にたって細かい部分で費用がかからないようにする工夫が大切です。 病院では適切な治療を選ぶにはその人の体質や内服薬が体に悪影響を及ぼしていないかなどを慎重に判断します。なぜその検査が必要なのかうやむやなまま検査を実施しないようにすることが大切です。
例えば、血液検査が必要といわれても「単に肝機能の数値が見たい」ということであれば、自分で実施している健康診断の血液検査結果がそのまま活用できるかもしれません。
また、内服薬など処方薬でジェネリックがある場合には、そちらを選択すると割安に同じ成分の薬が入手できます。薄毛対策費用を含む医療費が1年間で高額になっていれば、確定申告をすると医療費控除も可能な場合もあります。なお、病院、クリニックそれぞれにいろいろな特徴があります。 薄毛対策を安心して継続するためには信頼できる場所を選ばなければなりません。
無料カウンセリングを行っているクリニックも多いので、どこを選べばよいかわからない場合には、無料カウンセリングの活用がおすすめです。費用、治療内容などを総合的に考え、納得の上で内容自分に合った治療方法を選びましょう。
<まとめ>
気軽に薄毛対策をはじめている人は育毛シャンプーなどに「月3000円程度使っている」という人が多い傾向です。しかし、育毛剤や治療薬を処方されるようなるとそれ以上の出費を覚悟しておかなければなりません。月5000~8000円程度の出費に抑えている人もいますが、本格的なAGA治療を受けるようになってくると月に数万円の出費が継続的に必要になる可能性があります。
薄毛対策で治療を受ける場合、内服薬や外用薬を処方されることが多いですが、育毛メソセラピー、HARG療法、植毛などを検討しはじめると高額な出費を覚悟しておかなければなりません。薄毛対策費用を抑えるには、情報収集と既存の検査が活用できないかを検討するのがポイントです。
カウンセリングを活用して納得できる治療方法を選ぶことが大切です。薄毛対策を検討されている方はぜひ参考にしてください。
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