公開日:2020.06.22 更新日:2020.06.23
【薄毛改善】しっかりとした頭皮マッサージで薄毛の改善を!
ゼネラルリサーチが行なった「薄毛対策に関する意識調査」によると、薄毛の対策をしている男性の割合は20代で22.7%、40代では21.9%という結果が出ました。[注1]
つまり、日本人男性はいま約5人に1人の割合で、薄毛対策を行なっていることが分かります。
ただ薄毛対策といっても、金銭的負担の大きい方法では、40代はともかく20代はなかなか手が届きにくいかもしれません。
そこで、おすすめなのが「頭皮マッサージ」です。
今回は、そんな頭皮マッサージと薄毛対策について詳しく解説します。
[注1]「アジアで最も薄毛の割合が高い日本、男性の薄毛対策の意識が高いのは40代より20代だった」 https://dime.jp/genre/772076/
Contents
薄毛になると考えられている原因4選
現状薄毛になる原因として挙げられているものを4つご紹介します。
人によっては複合的に関わっている場合もあれば、要因が1つだけしか当てはまらない場合もあります。
まずは自分がどの要因を抱えているのか把握しましょう。
1. 頭皮に蓄積されたダメージ
20代で薄毛が進行している人は、若い頃にパーマやブリーチなどを頻繁に行なった経験がある人が多い傾向にあります。
実は髪や頭皮にダメージは蓄積されやすく、それが原因で薄毛になると言われているのです。
100%確信できるデータや医学的根拠があるわけではありません。
しかし、整髪料を使用したにもかかわらず、洗い落としていない状態で寝てしまったりすると、髪や頭皮への負担が大きくなることは明らかです。
これが薄毛や抜け毛につながると考えられています。
パーマに関しても使用するパーマ液が頭皮に付着してしまうことで、人によっては肌荒れを引き起こす可能性があります。
2. 生活習慣の乱れによる血行不良
生活習慣の乱れは、頭皮だけではなく血流に大きな影響を与えます。
血液というのはそもそも、食事で取り込んだ栄養を運んでくれる役割を持っています。
ただ、油や糖を中心とした食生活を送っている人は、血液の中に流れる栄養も脂肪や糖が多くなってしまい、血管にいつのまにか脂肪の塊がこびりついてしまうのです。
その塊が次第に大きくなると、血液の流れがどんどん悪くなってしまうと考えられており、結果として頭皮に充分な血流がいかず、栄養が不足し薄毛になるといわれています。
また、食事だけではなく運動不足や睡眠不足も薄毛に大きく関わると考えられているのです。
実は、睡眠と薄毛には深い関係があり、寝不足が続く人は身体的なストレスがかさみ、髪の成長に必要な成長ホルモンや副交感神経の働きが不充分となってしまうのです。
結果として薄毛を進行させてしまう可能性があります。
以上のように生活習慣の乱れは、血行不良を引き起こし、頭皮に栄養を行き届かせられない要因を作ってしまうのです。
3. 精神的・肉体的ストレスによる血流の悪化
ストレスは頭皮に限らず、さまざまな部位に不調や変化をもたらす要因です。
人は精神的・肉体的ストレスを身体に受けると、その刺激を大脳の視床下部というところに伝えられます。
そしてその視床下部は交感神経を優位化(活発化)させ筋肉の収縮を強めたようとします。
ただ、ストレスを与えている期間が長いと、自律神経のバランスが乱れ血管の収縮が頻繁に行われてしまいます。
当然、血管は収縮したままとなるため、自然と血液の流れは悪くなってしまうのです。
上述したように、多くの栄養や、身体に必要な成分はこの血液の流れに乗って運ばれます。
そのため、血管が収縮し血液の流れが悪くなると、頭皮に髪の健康を保つ栄養が不足してしまうのです。
栄養が行き届かなければ髪はどんどん細くなり、抜けていってしまう可能性は充分にあります。
4. 男性型脱毛症との関連性が高い遺伝
よく、「父親が薄毛」「母方の父親が薄毛」という理由で、自分も将来、薄毛や抜け毛に悩まされるのではないかと思っている人がいます。
しかし上述したように、薄毛は遺伝だけではなく、複合的に原因が絡み合って起こることがわかっています。
遺伝もひとつの原因とは考えられるものの、100%の確率で薄毛が遺伝するとは言いきれないのです。
ただ、男性型脱毛症は遺伝との関連は深いとは考えられており、そこには男性ホルモンの一種であるテストステロンが関係しています。
このテストステロンは「5α-リダクターゼ」という酵素の影響を受けやすい性質を持っています。
この酵素の影響を受けてしまうと、テストステロンはジヒドロテストステロンという、強力なホルモンに変貌を遂げます。
実はこのジヒドロテストステロンが頭髪の成長サイクルを狂わし、男性型脱毛症が起こると考えられているのです。
お金もかけず今すぐできる対策は頭皮マッサージ
ここまでさまざまな薄毛の要因について解説しましたが、「生活習慣を改める」「ストレスを溜めないようにする」といった対策を講じるのは難しいと感じる人も少なくないでしょう。
そこでおすすめなのが頭皮マッサージです。
今すぐ始められて、自分で行えばお金も全くかかりません。
頭皮マッサージには以下のような効果があると考えられています。
血行促進 | 頭皮は加齢とともに血流が滞りがちになるが、マッサージをすることで頭皮をほぐし血行促進に繋がる。 |
リラックス効果 | 頭の筋肉は顔のさまざまな筋肉とつながっており疲れやすい部位。 マッサージをすることで、筋肉がほぐれて深いリラックス効果が得られる。 |
薄毛、抜け毛予防 | 頭皮マッサージで血行促進させると、栄養が行き渡り薄毛の予防になる。 |
リフトアップ効果 | 頭皮と顔の皮膚は繋がっているため、マッサージをすることでたるみを防ぐことが可能に。 |
肩こり、頭痛、目の疲れを回復 | 頭皮は顔以外にも肩や首、目ともつながっているため、頭皮をマッサージでほぐすことで肩こり、頭痛、目の疲れが取れやすくなる。 |
ツボ刺激 | マッサージにより頭皮のツボが刺激され、体により良い効果をもたらすと考えられている。 【頭にある代表的な4つのツボ】 ・百会(ひゃくえ) 場所:頭のてっぺん 自律神経を整える働きや疲労回復、リラックスの効果 ・和髎(わりょう) 場所:もみあげから少し下。 眼精疲労、歯痛や耳鳴りの改善の効果 ・天柱(てんちゅう) 場所:うなじの生え際部分の外側のへこんだ部位 自律神経を整える効果、血圧安定、頭痛、肩こり抑止の効果。 ・風池(ふうち) 場所:天柱から指一本分外側。 血行促進、肩や首の凝りの改善効果。 |
いますぐできる頭皮マッサージの方法
頭皮マッサージは、仕事の休憩中や入浴時、寝る前ないろいろなシーンで行なえます。
頭皮マッサージの方法を覚えて、こまめに行なってみましょう。
①後頭部から頭頂部に向かってゆっくりと頭皮を持ち上げるように揉む
※シャンプー時に一緒に行なうと、頭皮に詰まった余計な汚れを取り出すことも可能
②肌を引き上げるように、全体をつつみながら顔もマッサージする
※顔と頭皮はつながっているため、顔も一緒にマッサージすることで全体がほぐされる
ポイントは力を入れすぎないことです。
力を入れすぎてしまったり、指の腹ではなく爪を立ててマッサージしてしまうと頭皮を傷つけてしまいダメージを与えてしまうので注意が必要です。
毎日少しずつ、痛気持ちいくらいの強さでやってみてください。
頭皮マッサージで頭皮の血行を改善しよう!
頭皮のマッサージは血流促進の効果や疲労回復の効果があります。
デスクワークの仕事も多い現代では、自然と目や肩、頭に疲労を蓄積しがちです。
もしその蓄積が頭皮に影響を与えているのなら、ほぐしてやることが最も良い改善策と言えるでしょう。
ぜひ試してみてください。
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