公開日:2022.04.01 更新日:2022.04.01
AGA・薄毛対策につながる正しい髪の洗い方
日頃の髪の洗い方が間違っていると、AGAや薄毛対策にも悪影響を及ぼしかねません。 この記事では、シャンプー前の支度や、正しい洗い方、洗い終わった後にすることなど、正しい髪の洗い方を解説します。
Contents
AGA・薄毛対策につながる正しい髪の洗い方を解説!
AGAや薄毛対策のためには、正しい方法で髪を洗い、頭皮を清潔な状態に保つことが大切です。ここでは髪の洗い方について、シャンプーの前のケアから、髪を乾かすところまでの、基本な髪の洗い方を解説します。
ブラッシングで汚れを浮き上がらせる
髪を洗う前はクッション部分のついたブラシで、頭皮をマッサージするように髪を梳かしましょう。シャンプー前のブラッシングには、下記のようなメリットがあります。
● ホコリや砂など大きな汚れをあらかじめ取り除く
● 髪の絡まりをほどいて洗髪中の摩擦を防ぐ
● 頭皮の皮脂や汚れを浮かび上がらせる
大きな汚れは事前に落とし、マッサージで汚れを浮かび上がらせることで、シャンプー中の頭皮と髪へのダメージを防ぐ役割があります。
ぬるま湯でしっかり予洗い
シャンプーの前には、37度前後のぬるま湯で、髪と頭皮をしっかり予洗いしましょう。時間は3分程度が目安です。 実は予洗いをしっかりやれば、それだけで頭皮の汚れの7~9割は落とせてしまいます。事前に汚れを落とせれば、シャンプーの時間を短くしながら、しっかり汚れを落とすことも可能です。
シャンプー液はよく泡立ててから使う
シャンプー液はそのまま頭皮に付けるのではなく、よく泡立ててから使います。 手に出したシャンプー液に水を少し加え、空気と混ぜるようにして泡立てましょう。なお髪が短い場合、半~1プッシュが適量です。 液体のまま付けてしまうと、汚れ落ちが悪いだけでなく、頭皮に負担がかかり、さらにすすぎの時間も長くなってしまいます。
指の腹で頭皮をマッサージするように洗う
しっかり泡立てたシャンプー液で、頭皮をマッサージするように優しく洗います。このとき、爪ではなく指の腹を使うのがポイントです。 また、シャンプーは“頭皮”を洗うことが目的です。
● 後頭部:耳の後ろから襟足まで
● 側頭部:耳の上からこめかみまで
● 頭頂部:つむじ周辺
● 前頭部:生え際周辺 上記のブロックを意識し、洗い残しのないようにしましょう。
シャンプーの倍の時間をかけてしっかりすすぐ
すすぎは、シャンプーの1.5~2倍程度の時間をかけて入念に行いましょう。頭皮に泡やぬるつき、べたつきが残っていなければ問題ありません。 すすぎが不十分だと、汚れとシャンプー剤が頭皮に残ったままとなり、炎症や臭い・ふけ・かゆみ・薄毛の原因に繋がります。
必要に応じてトリートメントも
必要に応じてトリートメントも活用しましょう。 トリートメントは、髪の摩擦を防ぎ保護する役割があります。なお頭皮にはつけず、髪のみに添付します。 トリートメントのすすぎ残しもトラブルの原因となるため、念入りに洗い流します。
洗髪後は髪をしっかり乾かす
洗髪後は、タオルで髪から水分が落ちない程度に拭き取り、その後、ドライヤーでしっかり乾かします。ドライヤーをかけるときは、頭皮から10~20cmほど離し、一カ所に熱風が集中しないよう、満遍なく乾かしていきます。 熱風が一カ所に集中すると、髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。
AGA・薄毛対策には、シャンプー選びも大切
シャンプーは、年代や悩みによっても適したものが異なるため、自分の頭皮にあったものを使うことが大切です。もし、既に薄毛や抜け毛に悩んでいるなら、下記を意識してシャンプーを選んでみましょう。
● 頭皮に優しく汚れを洗浄できるか
● 抜け毛やフケ・かゆみを抑えられるか
これらを踏まえた洗浄成分が入ったシャンプーとしては、「アミノ酸系シャンプー」が一般的です。 アミノ酸系シャンプーは人の皮膚のたんぱく質を構成する成分と同じアミノ酸が使われているため、頭皮の水分を残しながら洗浄できます。
また、肌と同じ弱酸性なので頭皮に優しい点もポイントです。なお、洗浄力の強さは、アミノ酸系シャンプーの種類により異なります。 また、フケやかゆみ、臭いを予防したい、頭皮や髪のベタつきをなくしたい、抜け毛、パサつきを軽減したいなど、シャンプーに求める効果も人それぞれです。 そのため、何種類かのシャンプーを正しい洗髪方法で使ってみて、自分に適したシャンプーを見極めることをおすすめします。
逆に、洗髪方法は正しいのに何らかのトラブルを感じる際は、シャンプーを変えてみるとよいでしょう。
薄毛につながる!?間違ったシャンプーの方法に注意!
最後に、薄毛につながる可能性がある、間違ったシャンプーの方法を解説します。
夜ではなく朝にシャンプーをしている
シャンプーは朝ではなく、夜にするのがおすすめです。夜シャンプーしないまま寝ると、下記のようにさまざまな悪影響があります。
【髪を洗わずに寝るデメリット】
● 頭皮の汚れが落ちていないので雑菌が繁殖しやすい
● 皮脂が溜まることで、睡眠中の髪の育成を阻害する また、朝のシャンプーも頭皮や髪に悪影響があります。
【朝にシャンプーを行うデメリット】
● 頭皮を守る皮脂を取り除くことで、紫外線や刺激に弱くなる
● 急いで洗髪すると、洗い残しやすすぎ不足の原因に
● 髪を乾かし方が不十分だと、雑菌が繁殖しやすい
夜に髪を洗わないまま寝ること、朝にシャンプーを行うことは、薄毛対策としても回避すべきといえるでしょう。
爪や指の腹でゴシゴシ頭皮を洗う
すっきりするからといって、頭皮をゴシゴシ擦って洗うのはいけません。頭皮を擦ると傷ができて炎症が起きやすく、かえってかゆみやフケ、べたつきの原因となってしまいます。また、強く洗うと髪が引っ張られて抜ける原因にもなります。
タオルドライでは力強く擦っている
タオルドライのときも、ゴシゴシ擦れば、それだけ頭皮や髪に刺激を与えてしまいます。繊維の柔らかいタオルを使い、適度な力加減で乾かしましょう。
そもそも髪を乾かしていない
髪の短い人の中には、タオルドライのみで、そもそもドライヤーで髪を乾かしていないこともあるかもしれません。 髪を乾かさず、自然乾燥にすると、雑菌が繁殖しやすい状態となってしまいます。
また、髪のキューティクルが開き、パサつきや切れ毛の原因になる点も要注意です。 頭皮にも髪にも悪影響のため、髪は乾かしてから寝ましょう。
やみくもに洗浄力の強いシャンプーを使う
フケや臭い、べたつきが気になるからといって、洗浄力の強さだけを重視すると、自分の頭皮の状態と合わない種類のシャンプーを選んでしまうかもしれません。 たとえば、高級アルコール系に代表されるシャンプーは洗浄力が強く、皮脂の分泌が多い人に向いています。
しかし、頭皮が乾燥している人には適しておらず、頭皮トラブルの抑制・改善にはつながらない可能性があるのです。 洗浄力が強く、頭皮に優しいシャンプーを使いたいときは、アミノ酸系シャンプーの中から選びましょう。
正しい髪の洗い方を続けて、頭皮を健やかに保とう!
髪の洗い方が間違っていると、汚れが落ち切らなかったり、皮膚に傷ができたりして、頭皮環境が悪化する原因になります。 AGAや薄毛対策のためにも、毎日の洗髪を見直し、正しい方法で手入れをしましょう。 また、正しい方法で洗っても頭皮にトラブルがある場合は、使っているシャンプーも見直してみましょう。
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