HARG療法とは
HARG®療法(はーぐりょうほう)とは、再生医療の技術を応用した薄毛や脱毛の治療法です。
HARGはHair Re-Generative therapy(毛髪を再生する治療法)の略称です。
HARG®療法は、日本医療毛髪再生研究会(以下、同研究会)という民間団体が研究、検証しています。
同研究会が認定したクリニックなどでしか受けることができません。
HARG®療法は登録商標です。
HARG®療法の一般名は「サイトカインによる医療的な薄毛治療」となります。
HARG®療法(サイトカインによる医療毛髪再生術)とは
サイトカインは、ホルモンと似た働きをする体内の物質です。
サイトカインは、免疫系細胞から分泌されるタンパク質で、微量で生理作用を引き起こすことができます。
また、細胞は、サイトカインによって、その他の細胞に情報を伝達します。
2000年代にヨーロッパで、幹細胞を利用した薄毛治療の研究が注目され始め、サイトカインの抽出方法が確立しました。
その後一気に、欧米でサイトカインを使った薄毛治療やスキンケア治療の開発が進みました。
HARG®療法が、その他のサイトカイン薄毛治療の異なるのは、同研究会が研究と検証を重ね、独自技術を築き上げたところです。
HARG®療法で使用する薬剤「AAPE® Powder」
HARG®療法で使われる薬剤は「生体タンパク質製剤・AAPE® Powder」といいます。
AAPE® Powderは、人の脂肪幹細胞を培養し、そのとき生成される上澄み液を集め、凍結乾燥したものです。
同研究会は、このAAPE® Powderを薄毛の人に投与することで、「細胞レベルの薄毛治療効果が期待できる」と説明しています。
AAPE® Powderの働き
同研究会は、AAPE® Powderの働きについて、次のように解説しています。
毛髪の細胞は、活性が弱まると炎症シグナルを出します。
AAPE® Powderは、炎症シグナルに反応して、弱った細胞を活性化させます。
AGAが進行すると、毛髪の細胞は破壊されます。
細胞が破壊されると、今度はアポトーシスシグナルを出します。
AAPE® Powderはそのシグナルにも反応して、破壊された細胞の代わりになる幹細胞を呼び寄せます。
AAPE® Powderによって呼び寄せられた幹細胞は、自身で血管を新生させ、虚血状態や低酸素状態を解消し、細胞の成長に適した環境をつくります。
HARG®療法の治療対象
HARG®療法の治療対象は、男性型脱毛症(AGA)の他、女性男性型脱毛症(FAGA、女性のAGA)、円形脱毛症、ストレスによる脱毛などとなっています。
HARG®療法の治療方法
HARG®療法の治療方法は、AAPE® Powderやビタミンなどを含む薬剤(液体)を、注射器を使って直接頭皮に投与します。
HARG®療法の治療成績について
同研究所は、HARG®療法の治療成績について、「2年間の検証で、変化がないことはない」と説明していますが、その一方で「発毛より抜ける場合には効果が出ない」ともコメントしています*1。
*1)参考:http://www.jp-harg.jp/faq/
池袋AGAクリニックでの治療について
池袋AGAクリニックはAGA治療・発毛治療に特化した専門クリニックです。
専門クリニックならではの独自療法で、患者様の症状に合わせた治療薬を処方をいたします。
また、生活環境・遺伝環境・脱毛の要因に対してのトータルケアも行います。
診療を開始する前に無料カウンセリングも行いますので安心して何でもご相談ください。
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