公開日:2026.06.02 更新日:2026.06.02
頭皮のカビは抜け毛を引き起こす?考えられる原因と治療法、防止策を解説
頭皮のかゆみやフケが続き、抜け毛も増えている場合、頭皮環境の乱れや「カビ」と呼ばれる真菌が関係していることがあります。 特に、頭皮に常在しているマラセチアという菌が増えすぎると、脂漏性皮膚炎を引き起こし、赤み・かゆみ・フケなどの症状につながることがあります。
炎症が長引くと、頭皮環境が悪化し、一時的に抜け毛が増えるケースもあるため注意が必要です。 本記事では、頭皮のカビと抜け毛の関係、考えられる原因、主な治療法、日常生活でできる予防策について解説します。フケ・かゆみ・抜け毛が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
頭皮のカビが発生する仕組みと抜け毛の関係
頭皮の「カビ」と聞くと、外から感染するものをイメージする方もいるかもしれません。
しかし、頭皮のトラブルには、もともと皮膚に存在している常在菌が関係している場合があります。 なかでも、脂漏性皮膚炎に関係するとされているのが、マラセチアという真菌です。ここでは、頭皮のカビと抜け毛の関係について見ていきましょう。
常在菌のマラセチア菌が関係することがある
マラセチア菌は、人の皮膚に存在する常在真菌の一種です。通常は皮膚に存在していても大きな問題にならないことが多いものの、皮脂の増加や頭皮環境の乱れなどをきっかけに増殖すると、フケ・かゆみ・赤みなどの症状につながることがあります。
マラセチア菌は皮脂を好むため、頭皮の皮脂が過剰になると増殖しやすくなります。増えすぎたマラセチア菌が皮脂を分解する過程で生じる物質が頭皮を刺激し、炎症を引き起こすことがあります。 その結果、頭皮に赤みやかゆみが出たり、ベタついたフケが増えたりすることがあります。このような状態が脂漏性皮膚炎です。
脂漏性皮膚炎によって抜け毛が増えることもある
脂漏性皮膚炎は、頭皮や髪の生え際、顔まわりなど皮脂の分泌が多い部位に起こりやすい皮膚疾患です。頭皮に発症すると、フケ・かゆみ・赤み・ベタつきなどの症状が見られます。 脂漏性皮膚炎そのものが必ず脱毛につながるわけではありません。
しかし、炎症が長引いたり、かゆみによって頭皮を強く掻いてしまったりすると、毛髪が抜けやすい状態になることがあります。 また、頭皮環境が悪化すると、AGAやFAGAなど別の脱毛症がある方では、抜け毛の悩みがより目立ちやすくなる場合もあります。
なお、頭皮の「カビ」といっても、脂漏性皮膚炎に関係するマラセチアだけでなく、頭部白癬など別の真菌感染症が原因となる場合もあります。円形・まだら状に毛が抜ける、強い赤みや膿がある、症状が急に悪化しているといった場合は、自己判断せず医療機関で確認することが大切です。
頭皮にカビが発生しやすくなる原因

頭皮のカビや脂漏性皮膚炎には、皮脂の分泌量や頭皮環境の乱れが関係します。ここでは、頭皮トラブルにつながりやすい主な原因を紹介します。
シャンプーの仕方が合っていない
普段のシャンプーの仕方が頭皮に合っていないと、皮脂汚れが残ったり、反対に洗いすぎによって乾燥を招いたりすることがあります。 洗浄が不十分な場合、頭皮に皮脂や整髪料、汗などが残り、マラセチア菌が増えやすい環境になることがあります。
一方で、洗浄力の強いシャンプーで何度も洗ったり、爪を立てて強くこすったりすると、頭皮のバリア機能が乱れ、かゆみや炎症につながる場合があります。 頭皮を清潔に保つことは大切ですが、必要以上に皮脂を取りすぎないことも重要です。
頭皮の乾燥によって皮脂バランスが乱れている
頭皮が乾燥すると、皮膚を守るために皮脂分泌が増え、結果的にベタつきやすくなる場合があります。 熱いお湯で洗う、ドライヤーの熱を長時間当てる、洗浄力の強いシャンプーを使い続けるといった習慣は、頭皮の乾燥を招く原因になります。
乾燥によって頭皮のバリア機能が低下すると、刺激に弱くなり、かゆみやフケが出やすくなることもあります。 頭皮が乾燥しがちな方は、低刺激のシャンプーを選ぶ、洗髪後にしっかり乾かす、必要に応じて頭皮用ローションなどで保湿することも検討しましょう。
ただし、赤みやかゆみが強い場合は、自己判断で油分の多い製品を使わず、医師に相談することが大切です。
脂質の多い食事が続いている
食生活の乱れも、皮脂分泌や頭皮環境に影響することがあります。 揚げ物、スナック菓子、脂身の多い肉料理などを日常的に多く摂取していると、皮脂の分泌が増えやすくなる場合があります。
皮脂が過剰になると、マラセチア菌が増殖しやすい環境につながることがあります。 頭皮環境を整えるためには、外側からのケアだけでなく、食事内容の見直しも大切です。脂質に偏りすぎず、たんぱく質・ビタミン・ミネラルを含む食事を意識しましょう。
ストレスや睡眠不足が続いている
ストレスや睡眠不足が続くと、自律神経やホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌や頭皮環境に影響することがあります。 また、生活リズムが乱れると、皮膚の回復力低下し、フケやかゆみが長引きやすくなる場合もあります。頭皮トラブルを繰り返している方は、シャンプーや外用薬だけでなく、睡眠・食事・運動などの生活習慣も見直してみましょう。
頭皮のカビによる抜け毛が気になる場合の治療法
頭皮のカビや脂漏性皮膚炎が疑われる場合、自己判断で放置せず、早めに皮膚科や頭皮・脱毛症治療に対応している医療機関に相談することが大切です。 脂漏性皮膚炎では、マラセチア菌の増殖を抑える抗真菌薬の外用薬や、炎症・かゆみを抑える外用薬が使われることがあります。
赤みやかゆみが強い場合には、ステロイド外用薬を短期間使用することもあります。 ただし、ステロイド外用薬は長期使用に注意が必要な薬です。症状に合わせて適切に使う必要があるため、自己判断で使用を続けず、医師の指示に従いましょう。
また、皮脂分泌や皮膚の状態を整える目的で、ビタミンB群などの内服薬が処方される場合もあります。抜け毛が目立つ場合には、脂漏性皮膚炎だけでなく、AGAやFAGA、円形脱毛症、頭部白癬など他の原因が隠れていないか確認することも重要です。
頭皮のカビによる抜け毛を防ぐためのポイント

頭皮のカビや脂漏性皮膚炎による抜け毛を防ぐには、日々の頭皮ケアと生活習慣の見直しが大切です。ここでは、今日から意識したいポイントを紹介します。
正しい方法で頭皮や髪を洗う
マラセチア菌の増殖を抑え、健やかな頭皮環境を保つには、毎日の洗髪を適切に行うことが大切です。
まず、シャンプー前にブラシクスで髪の絡まりをほどき、髪についたホコリや汚れを落としやすくしましょう。次に、ぬるま湯で頭皮と髪をしっかり予洗いします。予洗いを丁寧行うことで、シャンプーの泡立ちが良くなり、皮脂や汚れも落としやすくなります。
シャンプーは手のひらで泡立ててから頭皮にのせ、爪を立てずに指の腹でやさしく洗いましょう。強くこすると頭皮を傷つけ、かえって炎症やかゆみの原因になることがあります。 洗った後は、すすぎ残しがないように十分に洗い流します。シャンプー成分や皮脂が残ると、頭皮環境の悪化につながる場合があります。
抗真菌成分を含むシャンプーを検討する
フケやかゆみを繰り返す場合は、抗真菌成分を含むシャンプーの使用を検討することもあります。 抗真菌成分には、ケトコナゾール、ミコナゾール硝酸塩、ピロクトンオラミンなどがあります。
こうした成分は、フケやかゆみの原因となる菌の増殖を抑える目的で使われることがあります。 ただし、頭皮の状態によっては、シャンプーに含まれる成分が刺激になる場合もあります。赤みやかゆみが強い、症状が長引く、抜け毛が急に増えたといった場合は、市販品だけで対応しようとせず、医師に相談しましょう。
生活習慣・食生活を見直す
頭皮環境を整えるには、生活習慣や食生活の見直しも欠かせません。 食事面では、脂質やアルコール、刺激物の摂りすぎに注意し、皮膚の健康を支えるビタミンB2・B6、たんぱく質、亜鉛などをバランスよく摂取しましょう。ビタミンB群は、レバー、納豆、卵、魚類などに多く含まれています。
また、十分な睡眠をとる、適度に運動する、ストレスをため込みすぎないことも大切です。頭皮トラブルは、シャンプーだけで改善しようとするより、生活全体を整えることで改善しやすくなる場合があります。
頭皮のカビによる抜け毛が気になる場合は早めに医師へ相談を
頭皮のカビは、常在菌であるマラセチア菌が皮脂を栄養源として増殖することで関係する場合があります。マラセチア菌が増えすぎると、脂漏性皮膚炎を引き起こし、フケ・かゆみ・赤みなどの症状につながることがあります。
脂漏性皮膚炎が長引くと、頭皮環境が悪化し、一時的に抜け毛が増えることもあります。ただし、抜け毛の原因は脂漏性皮膚炎だけではありません。AGAやFAGA、円形脱毛症、頭部白癬など、別の原因が隠れていることもあるため、症状が続く場合は早めに医療機関へ相談しましょう。
池袋AGAクリニックでは、一人ひとりの頭皮や髪の状態を確認し、症状に合わせた治療プランをご提案しています。抜け毛の背景には、AGAだけでなく、頭皮環境の乱れや生活習慣が関係している場合もあります。 フケ・かゆみ・抜け毛が気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。専門のカウンセラーが、お悩みを丁寧にお伺いします。
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