公開日:2019.10.18　更新日:2021.10.21

季節による抜け毛の影響はあるのか

抜け毛に悩んでいる人は数多くいますが、ある季節になると抜け毛が増えているように感じる人も少なくないかもしれません。これには、季節ごとの生活の変化や紫外線量などとの関係性が考えられています。今回は季節ごとに異なる抜け毛についてご紹介します。

関連：髪の毛の一般的な１日の抜け毛本数は何本なのか？

春は新生活に対するストレスや不安が抜け毛の原因になることも

春は年度のはじまりで、就職や転職、転勤といった新生活がはじまる季節でもあります。このような新生活に対するストレスや不安は、抜け毛の原因になることがあると考えられています。 また、春は花粉症に悩まされる季節でもあります。花粉症は花粉皮膚炎と呼ばれるように、皮膚への炎症として現れることがあり、この症状が髪の毛にも影響してくる可能性があります。頭皮は皮膚でもあるため、花粉症による炎症をそのままにしておくと、髪の成長を阻んでしまう恐れがあります。

夏は紫外線と夏バテが抜け毛の原因に

夏は一年を通じて紫外線量が多く、気温が高く夏バテになりがちです。これら「紫外線」「夏バテ」の2つが夏の抜け毛の原因になることがあると考えられています。

紫外線は頭皮の細胞に影響を及ぼす

紫外線を長時間浴びていると、頭皮の細胞に影響を及ぼす可能性があります。通常の皮膚であれば、赤くなったり熱を帯びたりしていることに気づきますが、頭皮は髪の毛が生えているため、紫外線の影響を受けていることには気づきにくい部位です。そのため、細胞の炎症によって抜け毛が進んでしまうことがあるといわれています。 また、皮脂が多く分泌されている状態で紫外線を浴びると頭皮の酸化が進むとされ、酸化が進むと毛穴の詰まりの原因となり、抜け毛を促進してしまうと考えられています。

夏バテによる栄養不足で抜け毛が進んでしまう

夏は暑い日々が続くため、夏バテに悩む人が増えてきます。夏バテになってしまうと、食が進まず栄養不足になりがちです。髪の健康には栄養が欠かせません。特に、たんぱく質、ミネラル、ビタミンという3つの栄養素は髪の栄養に大きく関わるとされているため、夏の抜け毛に悩んでいる場合は栄養不足も影響しているかもしれません。

秋の抜け毛は夏の影響や乾燥

秋の抜け毛は、夏バテの影響や紫外線、冷房・扇風機による乾燥といった夏の影響が考えられています。そのため、夏の抜け毛の原因を理解して対策をすることが大切です。

冬の抜け毛の原因は乾燥や冷え

冬は乾燥する季節です。この乾燥は頭皮にも起こり、頭皮トラブルにつながって抜け毛の原因となることがあります。また、女性の場合、冬場に体の冷えを訴える人が多くいます。冷えで血管が収縮し、血流の悪化を招いてしまいます。髪の毛も血流が悪いと健康な状態を維持できません。そのため、体の冷えも抜け毛につながると考えられています。

髪の毛は季節の変わり目で抜けることがある

抜け毛は四季によってその原因が異なります。これらの原因の対策をとれば、四季それぞれの抜け毛を防ぐことにつながるでしょう。ですが、人間には換毛期と呼ばれる、自然と髪の毛が抜け落ちる時期があります。そのため、季節ごとに発生する抜け毛は、完全に防げるというわけではありません。

すべての季節を通じて生活習慣の乱れは抜け毛の原因になる

季節特有の原因だけでなく、すべての時期をとおして抜け毛の原因となるのが、生活習慣の乱れです。油っぽい食事ばかりを摂っていると、皮脂の増加につながってしまいますし、睡眠不足だと血流が悪くなってしまい髪に十分な栄養がいき渡らず、髪の健康を阻害してしまいます。

季節ごとの抜け毛の原因を理解して正しい対策を

抜け毛の原因は、換毛期という季節に合わせた生え変わり以外にも、季節ごとに異なります。春であればストレス、夏・秋であれば蓄積された紫外線や夏バテの影響、冬であれば乾燥といったように、季節ごとの抜け毛原因を理解して、適した対策を施しましょう。

AGA無料カウンセリングはコチラ