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コラム

公開日:2026.10.30 更新日:2026.11.02

テストステロン検査とは?男性ホルモンの血液検査でわかること・受けるタイミングを解説

「最近、以前と少し体調が違う気がする」「男性ホルモンの状態を一度調べてみたい」と考えたとき、血液検査で確認できる項目の一つがテストステロンです。

テストステロンは男性の身体に関わる重要なホルモンですが、数値は年齢だけで決まるものではありません。採血する時間帯や体調、睡眠、肥満、持病などの影響を受けることがあります。

そのため、テストステロン検査は、単に「高い・低い」を判定するための検査ではなく、現在の身体の状態を確認する材料の一つとして考えることが大切です。

この記事では、テストステロンとはどのようなホルモンなのか、血液検査で何を確認できるのか、総テストステロンと遊離テストステロンの違い、検査を受ける際の注意点について解説します。

 

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テストステロンとは?

テストステロンは、男性では主に精巣で作られるホルモンです。

男性の身体では、筋肉や骨、体組成、性機能などさまざまな働きに関係しています。

また、テストステロンの値は一生同じではなく、年齢や身体の状態によって変化します。

一方で、年齢が同じ男性でも数値には個人差があります。

そのため、

「年齢が高いから低いはず」
「若いから問題ないはず」

と年齢だけで判断することはできません。

テストステロンは血液検査で確認できる

テストステロンの状態は、採血によって確認できます。

検査では主に「総テストステロン」と「遊離テストステロン」という指標が用いられます。

日本泌尿器科学会・日本メンズヘルス医学会の診療手引きでも、テストステロン値は測定値だけで判断するのではなく、症状や身体の状態と合わせて総合的に評価することが重要とされています。

総テストステロンとは

血液中に存在するテストステロン全体を測定したものが、総テストステロンです。

血液中のテストステロンの多くは、SHBG(性ホルモン結合グロブリン)やアルブミンなどのたんぱく質と結合しています。

総テストステロンは、これらを含めた血液中のテストステロン全体の量を示す指標です。

遊離テストステロンとは

遊離テストステロンは、血液中でたんぱく質と結合していないテストステロンです。

血液中の遊離テストステロンは総テストステロンの一部ですが、末梢組織で作用するテストステロンを考える際の指標の一つとして用いられています。

日本では、総テストステロンだけでなく遊離テストステロンも評価に用いられています。

どちらを見るべきかは一律ではなく、年齢、症状、身体の状態などを含めて医師が判断します。

テストステロン検査は何時に受けても同じ?

テストステロンには一日の中で変動する性質があります。

そのため、採血する時間帯によって結果が異なることがあります。

診療手引きでは、海外の多くのガイドラインで総テストステロンを午前中に測定する方法が採用されていることが紹介されています。テストステロンには日内変動や個人内変動があるため、必要に応じて異なる日に再検査する考え方もあります。

できるだけ午前中の採血を検討する

テストステロンの状態をより適切に評価するためには、可能であれば午前中に採血することが一つの目安になります。

ただし、実際の検査方法や採血時間については、年齢や目的、使用する検査項目などによって異なる場合があります。

検査を受ける際には、医療機関の案内に従いましょう。

1回の数値だけで決めつけないことも大切

テストステロン値は、同じ人でも一定ではありません。

睡眠、体調、生活習慣、持病など、さまざまな要因の影響を受けます。

そのため、1回の検査結果が低かったからといって、ただちに身体の不調の原因がテストステロンだと断定できるわけではありません。

必要に応じて再検査やほかの検査を行い、症状や生活背景と合わせて考えます。

テストステロン検査で何がわかる?

テストステロン検査によって、採血時点での男性ホルモンの状態を確認できます。

一方で、検査結果だけから、

  • 疲れやすさの原因
  • 気分の変化の原因
  • 睡眠の問題
  • 筋力低下の原因
  • 体調不良の原因

をすべて特定できるわけではありません。

これらの変化には、睡眠不足、ストレス、運動不足、体重変化、糖代謝、甲状腺疾患、貧血、精神的な要因など、さまざまな背景が関係することがあります。

つまり、テストステロン検査は「男性の不調の原因を一つに決める検査」ではなく、身体の状態を考えるための一つの情報です。

テストステロンの数値は何によって変わる?

テストステロンの値には個人差があり、さまざまな要因の影響を受けます。

例えば、

  • 年齢
  • 採血時間
  • 睡眠
  • 体調
  • 肥満
  • 糖尿病などの併存疾患
  • 使用している薬
  • 生活習慣

などによって変動する可能性があります。

診療手引きでも、テストステロンには日内変動や個人内変動があり、年齢、生活習慣、併存疾患などの影響を受けることが示されています。

したがって、検査結果を見るときには、基準値との比較だけではなく、「どのような状態で採血したのか」「現在どのような症状があるのか」も重要になります。

テストステロンだけ調べれば男性の身体の状態はわかる?

テストステロンは男性の身体を考えるうえで重要な項目ですが、これだけで全身の健康状態がわかるわけではありません。

年齢による変化や体調が気になる場合には、必要に応じてほかの血液検査と組み合わせて確認することがあります。

肝機能・腎機能

AST、ALT、γ-GTPなどの肝機能や、クレアチニンなどの腎機能は、全身状態を確認する基本的な項目です。

飲酒、体重、持病、服薬状況などによって変化する場合があります。

脂質・糖代謝

コレステロール、中性脂肪、血糖、HbA1cなどは、生活習慣や血管の健康状態を考えるうえで重要な項目です。

テストステロンだけを見るのではなく、こうした代謝に関する数値も含めて確認することで、身体の状態をより広い視点から見ることができます。

PSA

PSAは前立腺に関連する血液検査です。
前立腺がんだけでなく、前立腺肥大症や前立腺炎などでも上昇することがあります。
中高年男性では、男性ホルモンの状態だけでなく、年齢や前立腺に関する検査歴なども必要に応じて確認します。

健康診断ではテストステロンも調べている?

一般的な健康診断では、テストステロンは通常の検査項目に含まれていないことが多くあります。

健康診断では、血圧、肝機能、脂質、血糖など健康管理上重要な項目を確認できますが、

「男性ホルモンの状態も知りたい」

という場合には、別途テストステロン検査を検討する必要があります。

一方、すでに健康診断を受けている方は、その結果も身体の状態を判断する重要な情報になります。

受診時には、可能であれば直近の健康診断結果を持参すると、過去の数値との比較にも役立ちます。

どのような方がテストステロン検査を検討する?

例えば、次のような方では、身体の状態を確認する一環としてテストステロン検査について医師に相談することが考えられます。

  • 年齢とともに身体の変化が気になってきた
  • 以前との体調の違いを感じる
  • 男性ホルモンの状態を一度確認してみたい
  • 健康診断だけでは確認できない項目も調べたい
  • 男性向けの血液検査を受けたい
  • 複数の検査結果を医師と一緒に確認したい

ただし、症状だけからテストステロン低下を自己判断することはおすすめできません。

強い症状がある場合や、検査結果から専門的な評価が必要と判断された場合には、泌尿器科や内分泌内科などの専門医療機関での診療が適していることがあります。

池袋AGAクリニックの男性コンディションケアで確認できること

池袋AGAクリニックの男性コンディションケアでは、薬の処方だけを目的とせず、まず医師の診察・問診を行い、現在の身体の状態を確認します。

必要に応じて血液検査を行い、

  • 肝機能・腎機能
  • 脂質・糖代謝
  • 男性ホルモン関連項目
  • PSA

などを確認します。

当院では男性ホルモン関連項目として、必要に応じて遊離テストステロンを含む検査をご案内しています。

重要なのは、テストステロンという一つの数値だけを見ることではありません。

生活習慣、既往歴、服用している薬、健康診断結果、ほかの血液検査の結果などを合わせて、現在の身体の状態を確認することを重視しています。

検査の結果、専門的な診断や治療が必要と判断した場合には、適切な専門医療機関への受診をご案内します。

テストステロン検査は「治療を始めるため」だけの検査ではない

「男性ホルモンを測る」と聞くと、すぐに何らかのホルモン治療を行うことをイメージする方もいるかもしれません。

しかし、血液検査を受けたからといって、必ず治療が必要になるわけではありません。

まず現在の数値を確認し、症状や生活背景、ほかの検査結果と合わせて考えることに意味があります。

数値に問題がなければ、そのこと自体が一つの情報になります。

逆に、気になる数値が見つかった場合には、必要に応じて再検査や専門医療機関での評価につなげることができます。

「すぐ治療する」のではなく、「まず知る」ための検査としてテストステロンを確認するという考え方もあります。

まとめ

テストステロンは、男性の身体に関係する重要なホルモンで、血液検査によって確認できます。

ただし、

  • テストステロン値には個人差がある
  • 採血時間や体調などによって変動する
  • 総テストステロンと遊離テストステロンという異なる指標がある
  • 一つの数値だけで身体の不調の原因を決めることはできない
  • 必要に応じて肝機能、腎機能、脂質、糖代謝、PSAなども一緒に確認する

という点を理解しておくことが大切です。

テストステロン検査は、「男性ホルモンが低いかどうか」だけを確認するものではなく、現在の身体の状態を考えるための一つの材料です。

男性ホルモンの状態が気になる方や、健康診断だけでは確認できない項目について調べたい方は、まず医師に相談し、必要な検査について確認するとよいでしょう。

 

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